若手マーケター分科会セッション
マーケティング総合大会では、開催意義の一つである「若手マーケターの成長の場」として、若手マーケター自身が聞きたいセッションの企画を目的に、企画委員企業の若手マーケターを中心に若手分科会を昨年より立ち上げ、今年は2回目の開催となります。ご自身が感じているマーケティングで解決したい社会課題について、15社20名の若手マーケターが4つのグループにわかれて議論を実施し、それぞれのテーマでセッションを企画しました。
参加企業 ※法人格省略、社名50音順
アリナミン製薬/イオンリテール/江崎グリコ/NTTドコモ/オリエンタルランド/コーセー/サッポロビール/ダイキン工業/大正製薬/東急エージェンシー/日本情報通信/マンダム/Mizkan/ヤマハ発動機/ユニ・チャーム

3月13日(木) 10:00~13:00詳細はこちら
「ビオレZERO」「キリン 晴れ風」を生み出した
若手マーケターから学ぶ!若手の挑戦と成功の秘訣
小林 達郎 / 花王株式会社 ヘルス&ビューティケア事業部門 スキンケア事業部 ブランドマネージャー
三輪 夏美 / 花王株式会社 コンシューマープロダクツ事業統括部門 ヘルス&ビューティケア事業部門 スキンケア事業部
向井 優夏 / キリンビール株式会社 マーケティング本部マーケティング部新価値創造担当
ジェンダーレス発想の「雪肌精」に学ぶ、マーケターの意識改革
山内 鞠那 / 株式会社コーセー 戦略ブランド事業部・クリーンブランド事業室
坂本 エレナ / 株式会社コーセー 経営企画部サステナビリティ戦略室
3月14日(金) 10:00~13:00詳細はこちら
未来のブランドロイヤリスト
―around18世代の取扱説明書を学ぶ!
原田 曜平 / 芝浦工業大学 デザイン工学部UXコース教授
「これでいい」から「これがいい」へ
熱狂を生むブランドの創り方とファンマーケティングの数式
本田 敏也 / 株式会社ヤッホーブルーイング よなよな未来課 マーケティングエキスパート
3月13日(木)
1A-1
10:00〜13:00
世界に向けたファン作り
ハーゲンダッツのブランド・コミュニケーション戦略
- ハーゲンダッツの歴史・ブランドストーリー
- ハーゲンダッツが大切にしていること イノベーションと革新
- 現在のブランド・コミュニケーション戦略とこれから
1961年にニューヨークで誕生したハーゲンダッツはプレミアムアイスクリームブランドとして世界100カ国以上で親しまれています。日本へは1984年に上陸し、昨年40周年を迎えました。
創業以来変わらない『完璧を目指す』というブランド哲学のもと、お客様に感動と喜びを提供したいという思いを込め、これまでとこれからのブランド・コミュニケーション戦略についてご紹介いたします。

ハーゲンダッツ ジャパン株式会社
マーケティング本部 マネージャー
北山 直子
商品企画における1次情報の大切さ
~グローバルにトレンドが動く時代、あなたの情報の理解は正しいのか~
- 複数市場をグローバルに貫く「NMAX」の誕生ストーリー
- SWOT / STP / 4Pだけで企画のタネは生まれるのか?
- 企画の肝は「1次情報」。先入観を外した先に広がる景色
マーケティング理論の知識は学んだけれどどうやって企画が生まれるのか悩んだ事はありませんか。顧客や市場をハッとさせ惹きつける企画を生み出すためには何が大事なのか、そのためにどんな日々の積み重ねがあるのか。先進国からASEANまでグローバルに貫く「NMAX」の誕生ストーリーなどを交え、アイディア創出を担うみなさんに様々なヒントをお伝えします。

ヤマハ発動機株式会社
MC事業部マーケティング統括部長
瀬川 直樹
1A-2
10:00〜13:00
若手マーケター分科会セッション
「ビオレZERO」「キリン 晴れ風」を生み出した若手マーケターから学ぶ!
若手の挑戦と成功の秘訣
- 成功の裏側にある苦難とは!?若手マーケターが直面する壁
- 上司視点、担当者視点から見る成功への道のり
- 若手マーケターの壁の乗り越え方
未定

花王株式会社
ヘルス&ビューティケア事業部門 スキンケア事業部 ブランドマネージャー
小林 達郎
コンシューマープロダクツ事業統括部門 ヘルス&ビューティケア事業部門 スキンケア事業部
三輪 夏美

キリンビール株式会社
マーケティング本部マーケティング部新価値創造担当
向井 優夏
ジェンダーレス発想の「雪肌精」に学ぶ、マーケターの意識改革
- KOSEが掲げる、ジェンダーにとらわれない姿勢
- 雪肌精担当が語る、ジェンダーレス施策の取組
- ブランドロイヤリティへの寄与と今後の挑戦
ジェンダーと聞くと、「難しそう」「施策に活かしづらそう」「取組効果が見えづらそう」と思われていませんか?KOSEが掲げる「Adaptability∞(アダプタビリティ エイト)」の考え方や企業姿勢からジェンダーを紐解きます。そして、雪肌精の具体的なブランド施策やコミュニケーション施策による、ブランドロイヤリティや売上拡大への寄与、今後のチャレンジについてご紹介いたします。

株式会社コーセー
戦略ブランド事業部・クリーンブランド事業室
山内 鞠那
経営企画部サステナビリティ戦略室
坂本 エレナ
1A-3
10:00〜13:00
コミュニケーション戦略
清水エスパルス流
ファン拡大に向けた巻き込み型コミュニケーション戦略
- 静岡を拠点する地方クラブならではのファン拡大を目的としたコミュニケーション戦略について
- 国立競技場でのホームゲーム開催に関して、クラブブランディン、プロモーションの観点からの狙いについて
- エスパルスメンバー3万人を目指す今後の展望について
地域密着を基本理念とするJリーグクラブの中において、清水エスパルスがクラブ発足時より大切している地域性、クラブブランドを有効に活用しながら、ファン、サポーターと共に盛り上がりを醸成していくプロモーション、さらにはファンを拡大していくためのコミュニケーション戦略についてご紹介させて頂きます。

株式会社エスパルス
CDO ブランディング推進本部 本部長 ファンマネジメント部 部長
竹田 正樹
富士通のZ世代社員が仕掛ける新たなブランディングのカタチ
- Z世代の社員が集う、Fujitsu Gen Z Communityとは
- Z世代社員が Z世代向けマーケティングに取り組む意義
- Fujitsu Gen Z Communityのこれから
Z世代社員がFujitsuを変える!? FujitsuのZ世代コミュニティの挑戦と企業イメージ変革を大解剖します!私たちの”変えていこうという想い”と”覚悟”に理屈を超えた力が宿り、「Fujitsuの若手が面白いことやっている」という小さな変化を通し、インパクトを残し始めています。 Z世代を起点に企業をまたいだ新しい価値を生み出すことを目指した活動は必見です。

富士通株式会社
グローバルマーケティング本部 コーポレートマーケティング統括部 ブランド戦略部 Fujitsu Gen Z Community 代表
廣木 健志
1P-1
14:00〜17:00
顧客体験
多様化した「価値」の理解とパルコのCX向上
- 顧客体験価値提供とファン創り
- 顧客理解のためのデータ活用とコミュニケーション
- 今後の展望
価値の捉え方が多様化するなか、画一的/一方的なサービス提供ではお客様と”ファン”といえる関係性を築くことは難しいと考えられます。そのようななかでパルコでは、お客様にとって価値となることをパルコらしさで創造していくことが非常に重要であると考えています。ならではの体験価値提供を目指し、顧客の行動理解やコミュニケーションのプランニングにデータ活用をしながらどのように価値創造とファン創りに臨んでいるか、その考えと試みをご紹介いたします。

株式会社パルコ
顧客政策部 部長
安藤 彩子
dポイントの顧客起点マーケティング
- 顧客起点マーケティングの全体方針
- dポイント戦略
- 新ECサービス「dポイントマーケット」のマーケティング
消費者行動とマーケティングが変化している中で、dポイントを中心としたドコモのマーケティングでは顧客起点を重視しています。顧客起点を実現するためのマーケティング組織と全体方針、dポイントの全体戦略と、更にdポイントを広げていくための新しいECサービスについてご紹介します。

株式会社NTTドコモ
コンシューマサービスカンパニー マーケティング戦略部 サービスマーケティング室 コンシューママーケティング推進・担当部長
長谷川 誠
1P-2
14:00〜17:00
ロングセラーブランド①
うまかっちゃん発売45周年!
「九州最愛袋麺ブランド」に向けた、エリア共創マーケティングの取組
- うまかっちゃん45周年 誕生から成長までの軌跡
- 販売エリアを絞りながらも、実績伸長できた理由
- エリアに寄り添った新たなコミュニケーション施策 45周年プロジェクトとこれから
うまかっちゃんは1979年に発売し、2024年で発売45周年を迎えました。元々は全国発売でしたが、販売エリアを大阪以西に絞り、うまかっちゃんの売り上げ全体の約7割を占める九州を中心に成長を続けております。誕生から「九州のソウルフード」と呼んでいただける今日に至るまでの成長ストーリーと、「九州最愛袋麺ブランド」に向けたエリア共創戦略、具体的な施策についてお話させていただきます。

ハウス食品株式会社
食品事業本部 食品事業二部 2BU
川野 剛彦
サントリーウイスキートリスブランドのマーケティング戦略
- ブランド誕生背景:1946年に生まれた当ブランドの誕生背景と直近15年のハイボール取り組み活動
- トリスブランドの強み:消費者を基点としたトリスブランドのユニークさ
- 今後のブランド戦略:2026年ブランド誕生80周年を見据えた今後の取り組み
長い歴史の中で時代に柔軟に対応してきたトリスブランドの変遷と、そこで当社が大事にしてきた取り組みについてご理解を深め、他の企業様・マーケティング部門で働く方々などに、ロングセラーブランドのマーケティング活動の参考にして頂きたい。

サントリー株式会社
スピリッツ本部 ウイスキー部
中村 好汰
1P-3
14:00〜17:00
ヒット商品
ロングセラーブランドの新たな挑戦 「三ツ矢特濃シリーズ」
- 三ツ矢ブランドの歴史と成長
- 三ツ矢ブランドと果汁炭酸飲料
- 三ツ矢ブランドの課題と突破口「三ツ矢特濃シリーズ」の誕生
たくさんの人々に愛され続け、2024年に140周年を迎えた「三ツ矢」ブランド。
なぜ140周年を迎えることができたのか、どのようにして成長を遂げてきたのか、「三ツ矢特濃シリーズ」はどのようにして誕生したのか、についてお話させていただきます。

アサヒ飲料株式会社
マーケティング一部 炭酸グループ プロデューサー
山上 尚記
ピュレグミのブランド戦略
ブランドパーパスとライフタイムピュレの実現に向けて
- グミカテゴリーの市場動向と、カンロの事業内容・業績について
- ピュレグミブランド・パーパス・ライフタイムピュレについて
- ピュレグミのブランド戦略と、売上シェアNo.1・売上100億円を達成するまで
菓子市場の中でも、現在大きく伸長し且つ注目度の高まっているカテゴリーがグミ市場になります。競争も非常に激化しているグミ市場の中で、ピュレグミブランドは2022年に売上シェアNo.1を達成し、その後も伸長を続け、2024年にはグミブランドとして初めて売上100億円を達成しました。どういった経緯・戦略でNo.1ブランド・100億円を達成することが出来たか、ご説明させて頂きます。

カンロ株式会社
マーケティング本部 副本部長 兼 ピュレグミ・カンデミーナブランドリーダー
木本 康之
3月14日(金)
2A-1
10:00~13:00
ブランディング①
ロングセラーブランド「味ぽん」のリブランディング
~ブランド価値の見直しと新たなファン獲得によるUGC創出~
- 発売から60年、更なるブランド価値向上に向けたUAVの見直し
- PESO型コミュニケーションの進化とUGC創出
- “おいしさ”も“たのしさ”も。味ぽんが挑戦し続ける新しい取組とは
2024年に60周年を迎えた「味ぽん」ブランド。認知度は各世代で9割を超えるブランドですが、今年からブランド価値の見直し、コミュニケーションの方向性も大きく変更しました。これからも更に成長し続けるため、新たなブランドファンを獲得するために、現在思考していることや実践している戦略についてお話しします。

株式会社Mizkan
マーケティング企画1部
吉岡 真優
森永製菓ファンコミュニティ『エンゼルPLUS』の取組。
成功の秘訣は“お客様とのゆるくて深い繋がり”
- ファンコミュニティ「エンゼルPLUS」取り組みの考え方
- 具体的な取り組み内容
- 活動の成果とこれから
80万人超の会員がいる森永製菓のファンコミュニティ『エンゼルPLUS』について、企業としてなぜ長期に渡り取り組むのか、活動内容と成果などをお話します。
立ち上げから12年目を迎えるファンコミュニティについて、ファンの育成と継続的な繋がりなどにご興味がある方はぜひご視聴ください。

森永製菓株式会社
マーケティング本部 広告部
太田 日向子
2A-2
10:00~13:00
若手マーケター分科会セッション
未来のブランドロイヤリスト
―around18世代の取扱説明書を学ぶ!
- 未定
- 未定
- 未定
未定
芝浦工業大学
デザイン工学部UXコース教授
原田 曜平
「これでいい」から「これがいい」へ
熱狂を生むブランドの創り方とファンマーケティングの数式
- 100人のうちの1人に愛されればいい
- 「やってみよう!」すぐにできるファン作りの体験設計
- 「それって意味あるの?」に対抗する術
製品のコモディティ化、消費の二極化が進む昨今。自社ブランドを愛してやまない熱狂的なファンの獲得は我々マーケターにとって益々重要になっています。本セッションでは、業界の異端企業としてユニークな顧客体験を提供し続けているヤッホーブルーイングのトップマーケターが登壇! n=1に寄り添うブランドの考え方だけでなく、明日から実践できるファンコミュニケーションの設計の仕方、KPIを用いた社内の説得方法までご紹介しちゃいます。日本を熱狂させる戦略をみんなで考えましょう!

株式会社ヤッホーブルーイング
よなよな未来課 マーケティングエキスパート
本田 敏也
2A-3
10:00~13:00
ブランディング②
エイジングケアブランド『アスタリフト』成長の軌跡と今後の成長戦略
- スキンケア市場への異業種参入チャレンジ:『アスタリフト』成長の軌跡
- 踊り場を迎えた『アスタリフト』と、スキンケア事業再成長戦略の苦戦
- メンタルアベイラビリティの向上を軸とした『アスタリフト』再成長へのチャレンジ
富士フイルム「第二の創業」の象徴的事例である、スキンケア市場への異業種参入は一定の成功を収め、エイジングケアブランド『アスタリフト』は多くのお客様に支持されるブランドへと成長を遂げました。しかし、ブランドの成長が踊り場を迎えた中で、これを乗り越えるための様々な戦略が不調に終わり、苦戦が続いています。既存の延長線上に無い視点から、ブランド苦戦要因の本質に迫り、再成長を遂げるためのブランド戦略の見直しの過程、新たなチャレンジの方向性についてお話しいたします。

株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー
化粧品・サプリメント共通ユニット 戦略強化G マネージャー
堀川 裕生
ブランドのコアバリュー理解によるファン創出
~生活者の探求心をくすぐったコアラのマーチの戦略~
- コアラのマーチの歴史とロングセラーゆえの課題
- 40th THANK YOU SO MARCH!
- コアラのマーチのこれから
コアラのマーチは1984年に誕生し、40周年を迎えたロングセラーブランドです。周年企画第1弾のお名前企画は、SNSで人から人へ伝播し大反響を頂きブランドファン創出につながりました。ロングセラーゆえの課題に対し、どういう戦略をたてこの企画がうまれたか、40周年取り組みTHANK YOU SO MARCHの事例、今後の展望をご紹介します。

株式会社ロッテ
マーケティング本部第一ブランド戦略部焼き菓子企画課 主査
金田 真里恵
2P-1
14:00~17:00
ブランディング③
「フルグラ」33年目で最高売上達成の秘訣と、新ブランド「ベイクドオーツ」開発秘話
- 「フルグラ」成長の軌跡
- 「フルグラ」33年目で最高売上達成の秘訣
- 新ブランド「ベイクドオーツ」開発秘話
24年に誕生から33年を迎えた「フルグラ」は過去最高売上を記録。その裏側とこれからの展望について、新ブランド「ベイクドオーツ」の開発秘話を交えてお話しさせていただきます。

カルビー株式会社
マーケティング本部オーツ麦部フルグラチームブランドマネジャー
大本 都子
日本に、ぬくもりを。
「アサヒ生ビール マルエフ」のマーケティング
- 「マルエフ」の歴史、リブランディング(復活発売)の背景
- お客様インサイトの探索と、ブランド価値の定義
- ブランドパーパスを実現するための、地域密着型プロモーション
1986年に発売し、アサヒビールの低迷期を支えた「マルエフ」。一般向け缶商品は既に終売し、ごく一部の飲食店でのみ取り扱われる商品でした。
2021年、その「マルエフ」に白羽の矢を立て、「日本に、ぬくもりを。」をパーパスに掲げ、リブランディング・復活発売を敢行。
当日は、そのリブランディング秘話や、地域密着をテーマとしたプロモーション施策について、ご紹介します。

アサヒビール株式会社
マーケティング本部 新顧客創造研究所 プロダクトイノベーション部 部長
渡邊 航太郎
マーケティング本部 ビールマーケティング部 担当部長/ブランドマネージャー
麻里 直紀
2P-2
14:00~17:00
ロングセラーブランド②
生誕135年、次なる100年に向けた「ヱビス」のブランド再定義
- ブランド再定義の背景
・“いちばん星”マーケティングとは
・プレミアムビーム市場の変遷について - ブランド再定義のプロセス
・135年続くヱビスの存在意義と再定義のプロセスについて - ブランド再定義後のアクション
・新ブランドコンセプトに基づいた25年のアクションについて
1890年に東京・恵比寿で誕生したヱビスは、今年で生誕135年を迎えます。
ロングセラーブランドであるヱビスがどのようにSTPを見直し、どのような刺激を与えることでポジショニングを確立しようとしているか、具体的なアクションも交えて紹介いたします。

サッポロビール株式会社
マーケティング本部 ビール&RTD事業部 ヱビスブランドグループ
石嵜 友里香
マジックリン ~現代の「マジ助かる!」ブランドを目指した取り組み~
- ロングセラーブランド確立・維持のエッセンス ~変えないこと~
生活者の変化点を捉えた継続提案 - 更なる発展事例 トイレマジックリン泡パック ~変えていくこと~
ターゲットの明確化×スクラム型製品開発を紹介 - 子育て世帯の3種の神器入りを目指したチャレンジ
“なくてはならない”ブランドを目指した最新活動の紹介
マジックリンは1971年の発売以来、その領域をキッチンからお風呂・トイレなどに拡張しながら、各カテゴリでNo.1を獲得し続けるロングセラーブランドとして成長してまいりました。
その原動力は、50年間で変わり続ける生活者の暮らしの変化点を、変わることなく捉え続けること。そしてマスブランドではありつつ、ターゲットをシャープにとらえた製品開発にあります。
生活者になくてはならない「3種の神器入り」を目指すブランドの最新チャレンジも併せて、マジックリンの活動を紹介いたします。

花王株式会社
ハイジーンリビングケア事業部門 ホームケア事業部 シニアマーケター
竹川 真魚
2P-3
14:00~17:00
顧客ニーズの変化
若者30年変化~Z世代を動かす「母」と「同性」
- 一般的なZ世代像(SNS依存、環境意識が高いなど)は正しくなく、時系列データから見える実態は異なる。
- Z世代は母子関係が緊密化し同性友人との絆を重視。キーワードは「メンター・ママ」「ローリスク仲間」。
- 消費意欲は健在で母や同性友人が消費の契機となる。心理的安全性を確保した企業施策が求められる。
Z世代に関する一般的な認識の多くは、実は誤解や思い込みかもしれません。30年という時を跨いだ時系列データの分析から、Z世代特有の傾向と、世代を超えた普遍的な特徴を区別して捉える必要性が浮かび上がってきました。特に注目すべきは、母子関係の緊密化と同性友人との絆の深まり。消費意欲も依然として高く、母親や同性友人が消費行動のきっかけとなっているという新しい発見があります。母子チャットデータ分析やインタビュー映像も交えながら従来の若者論を覆す、データに基づいた新しいZ世代像が見えてくる講演です。

株式会社博報堂
インサイト・プラットフォームグループ 上席研究員
伊藤 耕太
蓄積された「価値」を活かすイノベーション
ー感動体験の先にある、「お米改革」とは
- 廃業寸前の米屋が「お米への価値観」を変え、米業界の「常識」を覆すために歩んできた道のりと今後とは。
- 日常において当たり前の存在だったお米への価値観を変え、様々な事業展開を続ける八代目儀兵衛の戦略とは。
- 体験価値を生み出す、アナログとデジタルの融合。消費者のニーズ以上の価値を提供するために。
日本各地の米を取り扱い、独自の精米技術や配合によってブレンド米をつくり、年間通しておいしい米を提供する。このブランドの根幹はそのままに、ギフト商品の開発、EC販売の開始、飲食店の開設、大企業とのコラボや監修など、様々な事業を展開することで八代目儀兵衛は商圏を「全国区」へと拡大してきました。
お米に対して多様な価値観がある中で、お米のおいしさにこだわる“儀兵衛流”への共感を世の中に広げるための戦略についてお話しできればと思います。

株式会社八代目儀兵衛
ブレンド戦略室 マネジャー
河野 みなみ