コーディネータインタビュー「手法ではなくそのプロセスを参考にして欲しい」 アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 徳力 基彦氏【4/4】

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社、徳力氏はマーケティング総合大会に聴講者としてご参加していただいた後、2018第54回大会では「顧客をアンバサダーにするアプローチ」にてコーディネータとしてご登壇いただきました。聴講者とコーディネーターの両方を知る徳力氏にマーケティング総合大会の特長についてお話いただきました。

手法ではなくそのプロセスを参考にして欲しい

―― 昨年は、参加者ではなくコーディネータとしてご登壇をいただきました。いかがでしたか?

個人的には正直、少し怖かったんですよね。マーケティング総合大会は、通常、長めのプレゼンテーションが2つあって、質
疑応答があって、コーディネータが内容をまとめるという構成になっています。しかし、このときは登壇者の方とも打ち合わせした結果、構成を変えました。

アンバサダープログラム的な活動は単純に事例だけを聞いても、参考になりにくいと思ったからです。通常、大企業の担当者の方はマスのアプローチで大勢の方に知ってもらうことを仕事の中心とされています。既存顧客から口コミで商品の認知が広がるのは理想論として正しいとはわかっているのだけれども、実際にやってみると戸惑うことが多い。他社の事例だけ聞くと、なんとなく良さそうだけれども、実際にどのようにすればいいのかわからないことが多く、手法だけ真似して失敗するケースもあります。

参考になるのは、その手法ではなく、その手法を決めるまでのプロセスにあると思います。発表者である小林製薬さんもアイロボットジャパンさんも、お客様をファンにするための活動を試行錯誤されているんですけど、それぞれのブランドの特性にあった手法をとっています。そのプロセスを聞いていただいた方が参考になるのではないかと考えました。

そのために、プレゼンテーションを短めにして、ディスカッションと質疑応答を長めにしました。初めての上でさらにやり方を変えたので、ネガティブなフィードバックがきたら怖いなとヒヤヒヤしていました(笑)。

パネルディスカッションの時間を設定したのは、できるだけ会場の方に参加してほしいという思いもあります。みんなでセッションを作っている感じにしたかった。もともとマーケティング総合大会はそういう雰囲気の大会だと思っていたこともあります。

―― 参加人数が150人ほどで大盛況でしたね。

コーディネータとしてはとてもやりやすかったですね。皆さん集中して聞いていただき、リアクションして頂く方も多かったです。参加者の皆さんと目を見て話している感じがありました。100人を超えていても、とてもやりやすい雰囲気で、個人的にも楽しかったです。

―― 次回の大会に期待することはありますか?

2020 年には東京オリンピックがありますので、スポーツ関連のセッションに期待しています。スポーツにおいてマーケティングをどのように組み合わせるのか。マーケティング総合大会でスポーツを扱った時にどういう議論になるのか、興味がありますね。

―― 本日はありがとうございました

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