企画委員インタビュー「異業種に学び、自らを知る。チーム全体のマーケティング力向上のきっかけに」 武田薬品工業株式会社 魚住 明広氏【2/3】

武田薬品工業株式会社の魚住 明広さん(ジャパン コンシューマー ヘルスケア ビジネスユニット マーケティング部 マーケティンググループマネジャー、2016マーケティング総合大会企画委員)を訪問しました。
マーケティング総合大会についてインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

「メンバーの課題を吸い上げ、行動変容を促す機会づくり」

Q.マーケティング総合大会には毎年ご参加をいただいているのですが、ご参加いただくようになったきっかけは?

もともと弊社がこのマーケティング総合大会の企画委員をさせていただいたということがあります。
私自身も実務担当者の時から参加していました。
実際のマーケティング事例を、これだけの数聞けるチャンスはマーケティング総合大会以外でそうありません。

特に実務でバリバリ活躍されている方がお話をしていただけるので、非常にリアリティのあるお話が聞けます。
また、オープニングの基調講演では、経営者の方のお話も聞けるのも他にはない点なので、部下を積極的に派遣するようにしています。

Q.参加されるメンバーは?

部門内のメンバー全員が参加しています。また営業企画や研究開発などの他の部門にも声をかけています。

Q.参加されるセッションの選択はどうされているのですか?

まずはメンバー本人による申告です。
自己申告でどのセッションに出たいのかを書いてもらいます。

どのメンバーがどのセッションに興味を持っているかをチェックし、それぞれの育成課題とマッチしているかは確認しますが、基本、ほぼ本人の希望どおりに参加しています。

Q.昨年度のプログラムでメンバーの皆さんの関心が高かったのは?

実は、マーケティング総合大会の開催前に「なぜ自分はそのセッションを選んだのか」を部門内の会議で発表してもらい、共有しているんです。
我々の取り扱うOTC医薬品市場ではロングセラーブランドが多いため、ロングセラーブランドについて語られるセッションは参加の希望は多いですね。

また、今の時代性でしょうが、シニアターゲットについてのセッションに興味を示す人もいます。

他にも、成熟していると考えられる市場に新しい価値をもった商品を提案し、需要を開拓していった事例にも関心が高かったです。
意外なところでは、女性が講演するセッションを意識的に選んでいる女性のマーケターもいました。
事前の会議で、彼女は「なかなか社内にロールモデルがいない。世の中で活躍されている女性マーケターがどのようにしているのか知りたい」と言っていました。

他のメンバーとは違う視点でセッションを選択していて、これは面白いなと思いました。
マーケティング総合大会のセッション選定について、事前の会議で自ら話をしてもらうことで、メンバーそれぞれが「今、どういう課題認識を持っているか」を吸い上げることができるんです。

Q.参加した後の情報共有についての工夫を教えてください?

事後の会議で、それぞれのセッションで印象に残ったことや、何を学び、どう実務に活かしていきたいかを報告してもらい共有しています。
皆の前でどう仕事に活かすかを宣言することになるので、自ずと行動も変わらざると得ないという…(笑)

それを聞いた上で全てのレジュメを回覧しています。

せっかく派遣しますので、大会で得たものを個人の宝物にせず、組織としてのマーケティング力向上の機会に繋げたいと考えています。

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