企画委員インタビュー「若手でなければイノベーションは起こらない。 それに気づくためのマーケティング総合大会」 株式会社明治 中島聡氏【1/2】

株式会社明治の中島 聡さん(営業企画本部 営業企画部長、2016マーケティング総合大会企画委員)を訪問しました。
マーケティング総合大会についてインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)


10年先の変化を迎え撃つために必要なこととは

Q.現在はどのようなお仕事をされていますか?

私がいるセクションは、菓子や牛乳、粉ミルク、乳製品、アイスクリームといった営業本部のさまざまな部分を横断しています。
その中で、全体的なプロモーションの企画を練り、人材の育成をしています。
さらに、組織全体をどうするかについて考え、経営の羅針盤としていろいろな提言もしています。

1つの部門に紐ついているのではなく、全社的な形の統合マーケティングセクションと考えて頂ければわかりやすいですね。

Q.全社的なマーケティングセクションにおける課題はありますか?

きょうあすを見据えることも重要ですが、我々の部署は5年先、10年先を見越さなければなりません。
これはうちの会社に限らず、日本のさまざまな企業すべてに共通することだと思います。

5年先なら、だいたいのことが見えるかもしれませんが、10年先となると、見通すことができず、バラ色とはいえそうにない。

よく、「変化に対応する」と言う言葉がよく用いられますが、私はこの言葉は適切ではないと考えています。

変化にあわてて対応していたのでは、遅すぎるからです。
変化をこちらから迎え撃つぐらいでないと、とても間に合いません。

では、「どのような形で変化を迎え撃てばいいのか」、それが各社の関心事であり、最大の懸案事項ではないでしょうか。

マーケティング総合大会を通じて若手社員に期待

Q.若手社員に対して変化を迎え撃つために行っていることはありますか?

20年ほど前から若手社員に対し、OFF-JTとOJTを融合した独自の研修を行っています。
また、マーケティング総合大会にも若手社員を中心に多数派遣をしています。

それは、講演から「気づき」を得てもらい、それを業務に生かしてもらいたいと考えているからです。

私は若い社員に「こんな人材に育ってもらいたい」と具体的なモデルを示すことはしません。
少しでも気づきを感じられる人、いろいろな人の話から努力の必要性やさまざまな見方があることを理解してくれるなら、どんな人であってもいいと思います。

Q.マーケティング総合大会のプログラム構成についてのご意見は?

プログラムを表面的に見ると、きょうあすの問題が多く取り上げられていますが、本質の部分は、5年先、10年先を見通すことにつながる可能性があると思います。

これは受け取る方の感性の問題になってきますが、きょうあすの問題から永久不滅の原理原則を感じ取ればいいのではないでしょうか。
新しいことにすぐ飛びつくのがマーケターの特徴の一つですが、それと同時に飽きっぽいのです。

飽きっぽくても本質的なことを読み取っていればいいですが、昨今、発信の仕方や取り上げ方はあまりにも目新しさに振り回されているような気もしています。
マーケティング総合大会も本質を忘れないでいただきたいですね。

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